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2009年9月27日 (日)

メドックマラソン07 

無事、K&マユ丼が帰国しました。真知子さん・フランソワ&愛する和子さんお世話になりました。パリで07年のメドックマラソンの写真掲載の希望があったとのことで、写真集に再掲載するとともに、「メドックマラソン完走記」をアップしました。454枚の写真ですので、「重い」のでご注意ください。
http://gallery.me.com/ikachan42195


2007年9月4日(火)

関空を少し早めの9:30分に集合

驚いたことに世界陸上の選手、スタッフの帰途と一緒になり、飛行機は込み合っていた。フランス経由のアフリカ勢、棒高跳びの長いポールを抱えた選手、10頭身かと思われる体格をみて、日本人もこれでは太刀打ちできないだろうと 実感。

飛行機は隣にアルゼンチンのチームリーダーのIDカードをぶら下げた 70代ぐらいの男性だ。喜久雄が、「大阪では何が一番美味しかったか?」と、質問したら、水族館と大阪城を見てきたと答えてくれた。(英語が通じてなかったみたい)村上春樹を読む。「ねじ巻鳥 クロニクル」。マイスリー5mg2錠が効いて、喜久雄はよく寝ているが 2錠飲んだ為に、降り際に眠気がとれず気分が悪かったらしい。パリ到着、気温19度。長Tシャツにカーディガンが丁度、心地よい。ボルドーへのトランジット、小振りの飛行機に乗り込む。

 

ボルドー到着。フランソワ氏、真知子さんのお迎えを受け、用意していただいたタクシーに乗り込む。運転手はよそ見をしながら、よく喋る。

広大なブドウ畑の中を走りながら、別荘到着。1階の暖炉のある部屋、サロン、台所、2階の部屋にはグランドピアノ、昭代さんお手製のパッチワークのベッドカバーのかかっているベッド、何代も伝わる家具があり、全ての部屋が 落ち着いており素敵だ荷物をおいたところで お二人が用意して下さった 夜食をいただく。

野菜スープ、田舎パン、フォアグラのパテ、サラダ、フロマージュ(山羊、牛、ブルー)イチジク。スープはキャベツ、人参、ジャガイモ、豆などを煮込み、 歯ごたえが残るぐらいに潰したもの。飛行機での長旅に疲れた胃に染み渡るようで とても美味しい。美味しいワインにホットしたためか、ベッドに入ったとたんに眠ってしまった。

 

9月5日(水)

早朝 国道まで往復4キロ程度のジョグ。国道は車が高速で走っており 危険なので引き返す。収穫前のブドウがたわわに実る。けれども今年は雨が多く日照時間が少なかった為、ブドウのできは良くならしい。試しに少し食べてみる。濃く、甘く美味しい。「ワインのブドウはおいしくないって嘘やなあ」と、喜久雄。ジョグの後、大きなバターの香りたっぷりのクロワッサンと、コーヒーの朝食をいただき、リブーヌ駅にレンタカーをとりに行く。窓口のフランス語での対応も和子さんや真知子さんがいてくれるので 心強い。サンテミリオンに戻り、昼食。5種類のワインをデギスタシオン。前菜のフォアグラ、こくがあり、甘い杏のジャムととてもマッチしている。メインは子羊、柔らかく、ボリュームも満点で大満足。デセールは 赤いイチゴとラズベリーのムース クレムビュレ、チョコレートムース。辻調理師学校卒業で岩手県出身の 日本人パティシエがデセールを作ってくれたそうで 最後に出てきて挨拶をしてくれた。二十歳を過ぎたばかりの好青年だった。飛び込みでこのレストランを訪ね 勉強しているそうだ。ワインの販売所でグランクリュークラッセの上等なワインを買い込み、シャトー見学に行った。

東洋系の青年が案内をしてくれた。7haの広大な土地に 35年以上のブドウが3万本、10年以下のブドウが1万本。メルロー、カベルネフランが石灰質の土地に実をたわわに実らせる。9月末の収穫期には20人で2週間かかるそうだ。

ぶどう畑の縁には深紅のバラが植わっている。バラを植えている意味を尋ねると 今は装飾のためにあるが、バラは虫が付きやすく バラが虫に食われたらブドウも気をつける目安にできるということだったそうだ。デギスタシオンのあと 2本購入。帰宅後 テラスで アペリティブを頂く。きりりと冷えてピリリと辛いラディー(ラディッシュ) スシソー(サラミ)。スシソーはピレネーのもので 灰の中で1年間熟成させたものだそうだ。8時の日没まで、日がさして、テラスでの食事が心地よい。

 

寒くなりそうなので 部屋に入り サラダ、かも、デセール。サラダのドレッシングが美味しい。真知子さんにお聞きしたら、ワインビネガーは自家製だそうだ。ビネガーの菌の中に残った赤ワインをついでいく。キノコのような菌が増えて、こくのあるビネガーができる。カモは 暖炉の火の中 網に挟み脂を落としながら 真知子さんが焼いてくださった。 表面をかりっと焼き上げて、グリーンケッパーと生クリームのソースでいただく。和子さんから、よく聞いていた「ボルドーの別荘でお姉さんが薪で脂を落としながら焼いてくれる絶品の鴨でソースがまた格別」という一品お心遣いに深く感謝。食事の後は 喜久雄がフランソワ氏にお土産の泡盛を講釈。アルマニャックを頂いて この日も熟睡。

 

9月6日(木)

朝は国道まで往復4キロほどのジョグ。形が小さめのトースト、フィーグ(いちじく)のジャムの朝食。レンタカーでサルラに向かう。途中 慣れない左ハンドル、右側通行に 喜久雄、かなり緊張。信号の代わりに交差点はロータリーになっている。途中、ドルゴーニュ河沿いのベニャックでランチ。ロゼワイン、砂肝のサラダ、カモのコンフィ。このコンフィは塩味もしっかりついており、皮もぱりっと焼けていて、この味は大阪に帰ってからも 和子さんが本当に美味しかったというほどのものだった。満腹の私たちは13世紀に建てられたベイナック城を目ざし、長い石畳の坂を登った。城は城塞のなか小高い丘の上にあった。

再び サルラに向かう。ドルドーニュ川岸で洞窟の中に家があるようなロックガジャックで休憩。喜久雄のアイスコーヒーがまずかった。

夕方 サルラに到着、14〜15世紀の町並みが20世紀に入り保護され再現された街。緩やかな坂が多く、中心部は車が入れない。この石畳を今までどのぐらいの人が踏み締めたのだろうと ふと、想いながら散歩をする。角から忠誠の騎士が飛び出てきそうな町だ。ホテルを探していたら、偶然 日本人に声をかけられる。日本人で登山家だった鈴木勝氏がオーナーのホテルの従業員で部屋を見せてもらった後 迷わず今晩の宿泊を決める。夕食のレストランを探しに散歩に出ると スシソーと生ハムを路地で売っている店を発見。セップ茸、クルミなどが混ざったスシソー、猪の生ハムを喜久雄が喜んで大量に買い込む。夕食はホテルの日本人従業員の女の子が教えてくれた3つの店からチョイス。サルラはフォアグラとトリュフの産地でもある。至る所にガチョウの陶器がある。結局、入りやすいビストロに決める。肉にも少し飽きてきたので 魚をチョイス。バールというフランス人がよく食べるらしい白身のボラのような魚。匂いがありまずかった。真知子さんは鴨のロースト、安子さんはセップ茸のオムレツ、和子さんと喜久雄はフォアグラのソテー。魚以外は美味しかった。ホテルに戻り、アルマニャックを一杯飲んで寝る。

 

9月7日(金)

市場でフォアグラ、リモージュのガチョウの皿、クルミのチョコレートなどお土産を買い込み、サルラを後に帰途につく.。川の向こう側のモンフォール城を眺めた後、ドンムに着く。城塞都市で中心広場にはセップ茸の市が並ぶ。ランチはレストランの外でいただく。セップ茸のソテー、野菜のサラダ、トリュフオムレツ、デセール盛り合わせ。セップ茸はガーリックソテーで濃く、香りが高く初めて口にするインパクトのある味だった。城壁に沿って散歩をする。そこから、モンパジャックのシャトーまでセンターラインのない山道を喜久雄が緊張しながら、メルセデスで走った。シャトーモンパジャックの甘い白ワインを1本買い込む。 別荘には夕方到着。明日のマラソンを気づかって、フランソワ氏が炭水化物をということで、美味しいパエリアを用意してくださった。深く、感謝。明日のレースをみんなが心配してくれていたので 心持ち早めに就寝。

 

9月8日(土)

早朝5時に別荘を出発。早速、エントリーを済ませるが、風もありとても寒く、フランソワ氏にフリースの上着を御借りする。カフェでクロワッサンの朝食を摂りながら、みんなでおでこやほっぺたに日の丸のペインティングを シールでする。

ガロンヌ川のご来光を拝んだ後 着替えを済ます。喜久雄は かりゆしウエアーに日の丸の日本手ぬぐい。私は子供の頃の浴衣を羽織り、準備完了。今年のテーマの『西部』にあわせ、インディアンやカーボーイも多い。サンタクロース、裸の原始人、オペ場のドクターの団体、アラビアンナイト、世界中から思い思いの仮装で楽しんでいる。ジョンデンバーの歌とギター、空をあおぐと宙づりの、丸いブランコに座り、トウシューズをはいたお姉さんが バイオリンを弾いていた。

10分遅れのスタート。5キロごとにシャトーがありデギスタティオン、有名な世界の5大シャトーラフィットロートシェル、サントリーのシャトー、樽ごとワインをふるまう小さなシャトー、どのシャトーも親切で優しい。暑さのせいか、ワインに引き寄せられるランナーは少なめだが、私たちは全てのシャトーでワインを飲み、写真を撮る。

気温は高いが湿度は低く、風も心地よい。水をかけながら走っているランナーが多いが、私たち日本人は多湿の暑さに強いのか平気。延々と地平線まで続くブドウ畑の中を「ジャポネ〜」と応援してもらいながら走る。

エイドは豊富でオレンジ、プラム、レーズン、バナナ、ケーキが積まれている。

38キロほど走るとようやく、牡蛎と白ワイン、子牛の炭火焼、デセールのアイスクリームがふるまわれた。ゴール寸前で顔にペインティングを施してもらいフレンチカンカンと踊り、みんなのお迎えを受けて無事、赤いじゅうたんを抜けてゴールテープを切った。

安子さんの運転で別荘へ帰宅。真知子さん、和子さんはお買い物。私たちは帰宅後 フランソワ氏のサービスで テラスでビールをいただいた後 シャワーを浴びる。

夕食はスモークサーモン、生ハム、メルゲーズ、ババ(ラム酒のケーキ)。メルゲーズはフランソワ氏が炭火で焼いてくれた。昔ながらのフイゴが素敵だった。生ハムは脂がしっかりついており、濃厚で美味しかった。今日一日の幸せ、周りのみんなに心からお礼が言いたい気持ちで就寝。

 

9月9日(日)

フランソワ氏、真知子さんの見送りを受けて サンテミリオンで前日に購入した美味しいワインを追加購入してからリブーヌ駅に向かった。TGVを待つ間 お茶を飲みながら、フランソワ氏から今回の旅はどこがよかたかという質問を受ける。

「お2人の暮らしぶりから、今まで自分達の築いてきた伝統、古いものを頑固として大切にして、守って行くと言う姿勢に深く共鳴し、刺激を受けました」と答えた。自分達も日々の生活に流されながらも 自分達の大切にしている、生活の形、食事の時間を大切にする、親の時代から受け継がれた道具や 日本の伝統を大事にする、それらを子供たちに 誇りを持って伝えていくということが大切だと思った。お二人に感謝の中別れを告げて、TGVに乗り込んだ。ファーストクラスで4人 迎え合わせで 座席も心地よい。ランチにバゲットサンド、ワインを飲み モンパルナスの駅で信子っちゃん、小野、石井さん、シャウイエ君のお迎えを受ける。信子っちゃんが パリのホテル、ルイジアンヌまでタクシーで同行してくれて大助かり。待ち合わせの後、サンジェルマンデュプレのワインバーで軽くワインを飲む。パリで一番美味しいと言われているパンの上にリエット、生ハム、スシソー、チーズ、ピクルスが載っていて どれもワインにピッタリで 気持ち良く話をする。夜は中華料理、人気の店らしく、沢山の人が並ぶ。細い麺のエビワンタンが胃にしみて美味しかった。バドームッシュに乗ろうとしたが 時間が遅く 最終に間に合わなかった。

 

9月10日(月)

最終日のパリ。予定を決めず ゆっくりと散策。朝はセーヌ沿い、ルーブル美術館、ノートルダム寺院をジョグ。ポールでセサミ、チーズのプチパンを買って帰り、朝食に食べる。和子さん、安子さんに会い、マレ地区を散歩。イスラエルのファラフェルをみんなで一つ試食。その後信子っちゃんと待ち合わせ、パレロワイアル近くのカフェでお茶を飲み、その後 プランタンでお土産などのお買い物におつきあい頂く。カフェでベルギービールを一人2杯ずつ飲む。(安子さんはアイスクリーム)このビールがアルコール度数高く、ちょっとほろ酔いになる。夜は レオンでムール貝。信子っちゃんの 楽しい話を聞きながら トマト、クリーム、プロバンス味のムール、フリッター、エスカルゴをみんなで分けながら 頂いた。その後 カフェでアルマニャクを飲み一日を終える。

 

 

9月11日(火)

朝8時半にマカロンを買いに ラデュレに出向く。まゆの熱望していたマカロン奮発して2箱お土産に買う。1箱はまゆが一人で食べるらしい。ワインとたくさんのスシソーをパッキングして空港へ向かう。そして無事関空に到着。


 

 

                       

 

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コメント

写真、すごく楽しませて頂きました。
写真って本当に良いものですね。 思い出が蘇ります。

オイルヒーターさん 
どなたかは存じ上げませんが、メドックマラソンをはしられたのですね。

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

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